蝋引きのやり方
今回はネットからコピーした素材を使います。普通のコピー用紙なので、机のタイルはもちろん透けません。
1.ロウソクを細かくする
まずは別紙のクッキングペーパーに粗く削り取りました。そこからみじん切りの要領で細かく細かく……
ここまで細かくしました。所々にある大きな塊は細かくなったのが気温で少しだけくっついた物です。なのであまり気にしません。
2.蝋だけを溶かす
コピー用紙より余裕を持たせたクッキングペーパーを二つ折にし、片方の中心に蝋を1/3程撒きます。端に撒いてしまうと、クッキングペーパーからはみ出す危険があるので注意です。
アイロンは「低」でやります。
クッキングペーパーで挟んで、アイロンを置くとじわーと溶け始めました。完全に溶かします。
3.紙に蝋を付け始める
溶けた蝋の上に用紙を置くと濡れたように色が濃くなります。
濃くならなかった部分に残りの蝋を撒きます。2と同様にクッキングペーパーで挟んで、アイロンを満遍なくゆっくりと動かしていきます。所々濡れない部分が出来るかと思います。
4.満遍なく蝋を回す
空気を抜くような感覚でゆっくり、少し力を入れながら中心から端に向けて動かすと、蝋も一緒に動きます。多いところから持ってくるようにしながら、全て濡れたようになるまでアイロン掛けをします。
すべて濡れたようになりました。ただ、このままでは蝋が固まっています。
5.余分な蝋を取る
いらない紙で挟みます。この時、余ってる蝋の量にもよりますが私は4枚使い、上下2枚あるとやりやすかったです。同じようにゆっくりと動かして、蝋を紙に吸わせます。何度か重なる場所を変えるなどして吸わせると早いです。
6.完成
薄いので直ぐに固まります。手が透けてるのがわかるかな??
↑before ↓after
タイルの色まで認識できるほど透けました♡
蝋引きのいい点は
・固まってしまっても、やり直しが何度でも出来る所。焦がさない限りは平気なので、アイロンは必ず低音でやります。
・プレゼントなどの後ろに入れるだけでお洒落に見える。
・油をはじくので包み紙としても最適。
悪い点は
・薄い蝋なので低温でも、とにかく熱に弱い。
・専門のノリを使わないと接着が出来ない。
・ペンで書く事やスタンプを押すことも出来なくなる。
・厚紙はムラになりやすい為不向き。
・コラージュし、凸凹しててもやりにくい。
なので、封筒等をしたい場合は接着後に。手紙などは書いてから。もう仕上げの段階で蝋引きするって事が原則みたいです。
ちなみに、グルーガンではどうなんだろう、と試した結果、それはもう簡単にペロンと取れました。剥がすことが目的で一時的に何かにグルーガンを付けるなら、5で使った紙の蝋が付いてる部分でやれば楽かも(笑)